ぎっくり腰とは?ぎっくり腰の主な症状と対処法

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ぎっくり腰

ぎっくり腰はこんな症状


ぎっくり腰。
医療機関では急性腰痛などと呼ばれます。
ぎっくり腰は、脳が組織の損傷(筋肉や靭帯、関節など)が実際に生じたことを感じたとき、あるいは限界だ、危険だ、と感じたとき、強い不快な感覚・情動を感じたときなどに現れます。

症状としては、
・朝起きたときや立ち上がろうとしたときの痛み
・重いものを運ぼうとしたときの痛み
・ふとしたときに突然に襲われる強い腰の痛み
・そのあと、腰の痛みが足のほうにも広がる症状
・首や背中、お尻にも広がる痛みを感じるような症状
・腰痛のため、短い距離しか歩けない
・腰痛のため、いつもよりゆっくり着替えをした
・身体を動かす、活動的であることに恐怖感を感じる
・腰痛のため、心配事が浮かぶことが多くなった
・何事も楽しめず、ネガティブになる
など日常生活の動作や心理的にも広く影響がある症状が当てはまります。

重要なのは痛みというのはその個人、一人ひとりの経験によって痛みの感じ方、症状はさまざまであることです。
そして、すべてがぎっくり腰であることはなく、椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症腰椎すべり症腰椎分離症内臓痛病的な症状との鑑別が必要であることです。

まずはこれらのような突然の強い腰の痛みに対しては病院、整骨院などの医療機関を受診することをおすすめします。

ぎっくり腰の原因とメカニズム


ぎっくり腰の原因は非常に多面的です。

主に挙げられているものが、
・体調
・一般健康(成長痛、体重減少、過多、生理など)
・感情(恐怖心、不安感など)
・遺伝
・機能的問題(筋機能低下、身体の使い方)
・社会的問題(ストレス、家族との問題、部活のプレッシャー)
・生活習慣(睡眠不足、運動不足)
・実際の組織の損傷(筋肉、関節、椎間板など)
です。

姿勢がゆがんでいるからという1つの原因からではなく、その方のこれまでの生活でコップから水が溢れてしまったようなたくさんの紐が複雑に絡まり合ってしまっているような状態です。
そのため、一つひとつ丁寧に解いていくことによってさまざまな原因がみえてきます。

とくに当院での患者さまでも多い原因が、
・運動不足
・長時間のデスクワーク
・背中や股関節の柔軟性、可動域の低下
・重い荷物を運ぶときや朝ベッドから起き上がるときの誤った身体の操作
・睡眠不足
・水分不足
などが挙げられます。

原因の原因まで改善、理解していくことで再発リスクの低下健康寿命増進を期待できます。
ぎっくり腰という身体からの重要なサインに耳を傾けてご自身の身体により意識を向けていきましょう。

ぎっくり腰になってしまったときの対処法と注意点


もしもぎっくり腰になってしまった場合、どうすればよいかですが、まずは緊急性の高い腰痛でないかの確認です。

緊急性の高い腰痛は、
・会陰部の感覚鈍麻や消失(自転車のサドルが当たるあたりの麻痺)
・排尿排便障害(尿閉や尿、便失禁)
などが認められた場合です。

このような場合は、馬尾神経障害を起こしている疑いがあります。
48時間以内に病院に行く必要がありますのでご注意ください。

そのほかに、
・腰痛の影響ではないがうまく歩けない
・長引く微熱
・食欲減退
・原因不明の体重減少
などが認められた際も注意が必要です。

それらに問題が無い場合は自分でできる対処法を行いましょう。
無理のない範囲で通常の日常生活を過ごす、動くことが大切です。
過度な安静や恐怖心は回復を遅くさせる可能性があります。

楽な体勢、痛みが緩和する体勢をみつけ、深呼吸をするリラックスすることです。
楽な体勢でも1時間おきくらいに体勢を変更しましょう。

痛みを下げるために氷やアイスパックで10分ほどのアイシングやコルセットの着用、痛み止めなども効果的です。
あまりにお痛みが強い場合24時間どの体勢でもつらい、症状の改善がみられない場合などは、自己判断を避け、いち早く改善するためにもぜひ当院にご相談ください。

ぎっくり腰の治療法・治し方施術方法と治療期間の目安


一般的なぎっくり腰は1~2週間という短期間で回復するものがほとんどです。
日常生活への影響が大きい、お痛みや炎症が強いこの時期に当院では次のような施術をしていきます。

① 痛みをコントロールする為の電気療法、アイシングなど、物理療法による加療
② 早期に生活、仕事復帰を果たす為の運動療法
③ お痛みやご自身のお身体の現状を把握、ご理解して頂けるよう丁寧にご説明
④ セルフケアの指導、生活習慣の変容

先述したようにぎっくり腰の要因はお一人おひとり違い、多面的で複雑なため、検査や評価、患者さまがどうなりたいかによって施術内容は異なってきます。
患者さま目線でのご説明、ご提案から施術に入っていきますのでご安心ください。

治療期間の目安は現状の症状や原因についてご説明したあとに、患者さまと施術者で話し合い、ゴールを決めます。

例としては、
・「現状の痛みだけなんとかしたい」
・「不安や不調も無い状態、再発予防までリハビリしたい」
・「根本的に健康な身体作りまでしたい」
というような患者さまそれぞれのご期待、ご要望をお聞きし、治療計画を立てます。
そのため治療期間が2週間となる方もいらっしゃれば3ヶ月となる方もいらっしゃいます。

ぎっくり腰にならないための予防方法ぎっくり腰にならないためにはこれが大切


まずは生活習慣を見直す必要があります。
過去の経験や行動、選択の積み重ねによりあなたの身体は作られています。
では簡単に変容できる習慣を紹介させて頂きます。

① 「運動習慣」
1日30分、週2回、軽く汗をかく程度の運動が腰痛、生活習慣病の予防に必要です。
ウォーキングラジオ体操軽い筋トレなどが挙げられます。

しかし、テレワークにより外出が少ない、日常の身体活動が少ない、運動が苦手な方は、
・通勤や買い物のときに早歩きまたは大股歩きを心がける
・エスカレーターではなく階段を使う
・掃除や洗濯で身体を動かす
といったように、少しでも身体を動かそうと意識する習慣から始めましょう。

② 「睡眠」
6時間未満または9時間以上の睡眠では腰痛の発症に影響を及ぼしてきます。
睡眠は脳や身体の休養、免疫機能の向上、記憶の整理などパフォーマンスに大きく関わります。
まずは十分な睡眠時間の確保をしましょう。

睡眠の質が悪い、睡眠時間が短いと感じられた場合には15分から30分の昼寝を行うことがおすすめです。
適切な寝具の選択から見直していきましょう。

③ 「水分補給」
1日に必要な水分量は約2ℓといわれています。
この内約1ℓは飲水量として補給する必要があります。
水、炭酸水、麦茶などを日中の1時間ごとに補給することがおすすめです。
朝起きたときや寝る前にも意識すると良いです。

ぎっくり腰のおもなQ&A

Q.歳を重ねると腰痛はひどくなる?
A.40〜50代に多くそれ以降は減少します。
「歳だから」でぎっくり腰や腰痛が起こるというのは現代のデータではそうとは言い切れません。

Q.ぎっくり腰は身体のゆがみ、ずれから生じるのですか?
A.不良姿勢、骨盤のゆがみ、左右非対称性→科学的根拠はありません。
(※人によりまったく関係がない訳ではありません)

Q.運動は腰に良くない?休んだ方が良い?
A.過度な休息は、場合により腰痛の回復を遅らせたり、慢性化の一因となったりすることがあります。
適度に動くことが重要です。
(定期的なランニングは椎間板を強くすることが報告されています)

Q.ぎっくり腰には骨盤矯正が1番効果的なの?
A.当院では腰痛は人により違い、複雑であると想定したうえで、腰痛を幅広く分類し、不適応な認知、生活習慣、痛み、運動行動を中心とした多面的で柔軟性のある介入を患者さまごとに施術、むずかしい内容を口頭と画像を使いわかりやすくご説明しています。

Q.ぎっくり腰は姿勢の悪さやコアが弱いからなるのですか?
A.インナーマッスルの弱化、不良姿勢(猫背など)、変形→科学的根拠は弱い。
過度な不安は痛みを助長します。
変形はシワや白髪と同じで自然なものです。
(※人によりまったく関係がない訳ではありません)

著者 Writer

著者画像
院長:井川 啓貴(イカワ ハルキ)
生年月日:平成7年4月28日
血液型:A型
趣味:スポーツチャンバラ・読書・筋トレ・カフェ巡り
出身地:愛媛県
得意な施術:ぎっくり腰や寝違え、スポーツ外傷などの突発的なケガの施術・予防をはじめとし、肩こりや頭痛、慢性痛など多岐にわたる分野を得意としています。
患者さんへの一言:ケガそのものだけでなく抱えている痛みや不安、悩みについて丁寧なカウンセリングと検査、ご説明、プランニングを心がけています。
大切な身体のこれからのことを一緒に考えていきましょう!

座右の銘:医は仁の術なり

施術家としての思い:ただ施術するだけでなく、患者さん一人ひとりの生活、人生にたくさんのHappyを届けられるよう自身が持てる全ての技術を出します。

施術へのこだわり:「患者さん中心に考える」検査とヒアリングに重きを置いております。
患者さん「その方自身」を知ることで原因や改善方法が見えてきます。
当院での施術内容は患者さんと話し合い、なりたい未来をご提供します。

【経歴】
2017年 四国医療専門学校を卒業
2017年 葛西駅前中央院で勤務
2018~2020年 東陽町整骨院で勤務
2020~2021年 ジェッツ北習整骨院で勤務
2021年~ 西葛西中央整骨院で勤務

【資格】
2017年 柔道整復師
2021年 フォームソティックス認定メディカルアドバイザー資格(インソール)・スポーツチャンバラインストラクター
 

当院のご紹介 About us

院名:西葛西中央整骨院
住所〒134-0088 東京都江戸川区西葛西6-22-3
最寄:東西線 西葛西駅 徒歩3分
駐車場:なし
                                                                   
受付時間 土・祝
9:00〜
12:00
-
15:30〜
20:00
14:30~
17:00
-
定休日は日曜です

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